東京電力など電力各社株のレーティングを野村証券が投資判断を「保留」としたが、MFグローバル・エクイティ・リサーチが、東電の投資判断「Sell」を継続し、目標株価を400円から158円へと下げた。
野村は東電については、福島第一原発の事故収束の見通し、さらには賠償の問題などが山積しており読み切れないために保留とした。
野村は同社の大型公募増資も引き受けるなど「しがらみ」のせいでこうした判断になったのではないか、という声が出ている一方で、外資系のMFグローバルはしがらみがないせいなのか容赦なく158円を目標株価としてきた。
27日の東京株式市場での東電株は、前日比5円安の317円で始まっている。