名古屋拠点の人気アイドルグループ「SKE48」が、日本クラウンからエイベックスに契約を変更することを発表したが、「AKB48銘柄」としてエイベックスが週明け30日の株式市場で注目されるかもしれない。
SKE48は、AKBの姉妹版で名古屋を拠点とする。松井怜奈さん(19)、松井珠理奈さん(14)らAKB本体に交じって活躍するメンバーもおり全国区の人気。最新シングル「バンザイVenus」はオリコンシングルチャート1位を獲得している。
発表によると、移籍第一弾シングルとして「パレオはエメラルド」が7月27日に発売が決定しているという。
これまで「AKB48銘柄」としては、日本クラウンを傘下に収める第一興商があったものの、SKEによると思われる株価変動はほとんど見られなかった。消費には貢献しても、株式市場にはそれほど貢献はしている気配がないのだ。
ただ、エイベックスは、プロモーションとメディア戦略に長けており、さらなる大ヒットにつなげて収益に寄与する可能性はある。また、AKBの派生ユニット「フレンチキス」「DiVA」もいる。AKB48銘柄として強く認識されるかもしれない。
同社株は先週末終値が1085円で、ジリ高傾向にある。配当利回り3.69%。PER8.78倍と手軽な水準でもある。
ただ、ファンにとって残念なのは同社名物、6月の株主限定ライブは廃止されていることだろう。
SKE48「バンザイVenus」