HSBC株主総会、今年も役員報酬に反対票

 英国銀行大手の香港上海銀行(HSBC)は先日行われた株主総会で、役員報酬について株主の約19%が反対票を投じたことがわかった。

 ブルームバーグによると、反対の比率は英銀大手5行の中で最大だという。スチュアート・ガリバー最高経営責任者(CEO)は総会後に「反対票を大きく上回る株主が賛成票を投じた」と反論した。

 他の4行では報酬案に異議を唱える株主の割合は10%未満ということを考え合わせると、19%という数値はひじょうに高い。HSBCは昨年も、約13%の株主が報酬案に反対してたという

 HSBCは、グローバル化を掲げてはいるものの、リテール部門の撤退も同時に健闘しており、今後の戦略について大幅な見直しを迫られる可能性もある。

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