早起きで人生が好転する【1】

 出社前の時間を有効活用する“朝活”が注目を浴びているが、『「朝4時起き」で、すべてがうまく回り出す!』(マガジンハウス)を著し、Before9プロジェクトを主宰する池田千恵さんは、朝活の先駆者的存在。ヨジラー生活を実践し、その体験をもとに“正しい朝活”を提唱している池田さんに話を聞いた。

人生を変えるためには早起きしかない


池田千恵さん
 もともと私は夜型だったんです。早起きのきっかけは、二度の大学受験失敗でした。現役で不合格となり、不退転の決意で実家の福島から上京し、予備校の寮に入り勉強漬けの1年を過ごしたにも関わらず、第一志望の大学に落ちてしまいました。

 両親に負担をかけたくない気持ちもあり、滑り止めの女子大に通いましたが、どうしてもその女子大の雰囲気には馴染めず大学を休学、別の大学に入り直すために再び受験勉強を始めました。そう決意したのはすでに9月。半年でいかに効率よく勉強できるかを考えました。

 浪人時代は他の受験生と同様、夜中まで勉強していましたが、集中力が全然持たなくて、勉強机に突っ伏して寝てしまい、落ち込むことも多かったんです。そのだらだら生活がすべての元凶なんだと、本当に突然だったのですが、選択肢はそれだけだ!という決意で早起きを始めました。

 「今までの生活パターンを変えないと私の将来はない」というぐらい、思いつめていたんです。

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