早起きで人生が好転する【1】

大学生活は夜型生活でネガティブだった

 夜は一切勉強しない、と決めていたので、限られた日中に集中して勉強することができました。デッドラインがあるからこそ、段取りをきちんと決めたメリハリのある生活を実現できたんですね。

 その結果、私立文系難易度ランキング1位(1995年当時)の慶應義塾大学総合政策学部に合格しました。中学時代に教師から「君はIQが低い」と言われ、二度も大学受験に失敗した私が、半年弱の早朝勉強で、今まで手の届かなかった大学に入学することができたんです。

 とはいえ、大学時代は早起きはすっかりやめてしまいました。大学自体も夜中まで寝袋持ち込んで研究したり、夜に盛り上がって議論を始めるような環境だったことと、もう受かったからいいやとばかりに、4年間は全然早起きをしようと思いませんでした。たっぷり時間があったので、早起きをする必要がなかったんですね。
でも今思えば、この頃から継続して早起きしていれば、もっと前向きになっていたかもと悔やんでいます。

 夜型生活に逆戻りした私は、成績も振るわず、精神的にも追い詰められていました。周囲の友人たちと比べ、自分のダメさ加減に落ち込みネガティブな考え方しかできず、思い描いていた理想の慶大生とはかけ離れていた現実だったんです。

 こうしたネガティブな思考や挫折感は社会人になっても続きました・・・。

1 2 3
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる