中国で最もスポーティーな美人社長

本社に直談判で認めさせた


羅珮萍(ら はいへい)さん(百度百科より)
 その手法は直球型だ。代理権を取得するために、直接アメリカの本社にのりこんだ。初め、誰も取り合おうとしなかったが、「20分だけ時間を下さい」と相手を説得。そして、台湾市場における靴の歴史や、現在の状況、未来の展望などを理路整然とアメリカの担当者にプレゼンした。当初20分と約束されていた時間は6時間に及び、とうとう彼女は代理権を取得したのだった。

 だが、その後の現実は厳しかった。当時、台湾で“ランニング用シューズ”を知る人はほとんどおらず、商店の人からは「どうしてこんな高い靴が売れるんだ」と拒絶され続けてしまった。それでも彼女たちはあきらめず、営業を続けた。

 3年後、小さな事務所はビルに変わり、3人の社員は300人になり、この美人社長を馬鹿にする人はだれもいなくなっていた。

 現在、羅さんは台湾だけでなく中国市場を含めたニューバランス社の代表。興味深いのは創業当時の助っ人2人も、今も彼女と働いていることだ。10年以上という長い年月を共にしていることになる。こんなにも長い間同じ部下を持ち続ける彼女の“魅力”とはいったいなんだろうか?

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