5月の雇用統計は失業率9.1%に悪化(米)

 米労働省が3日発表した5月の雇用統計(速報値)は、非農業部門(季節調整済み)は前月比5万4000人増で、前月よりも増加幅が減少した。失業率は9.1%で前月比0.1ポイント悪化した。

 雇用回復の芽を摘まれたかのように、米国経済の景気回復が減速を見てとることができる発表となった。

 非農業部門の雇用者数は、前月が23万人以上の増加だったために、ほぼ同水準との事前予想もあった。しかし、ふたを開けてみると、一ケタ違う数値に、ドル資産が売り込まれていきそうだ。

 また、失業率は、2カ月連続の悪化となった。

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