早起きで人生が好転する【2】

「早寝早起き」ではなく「早起き早寝」

 朝4時起きとなると、何時に寝るのか? とよく聞かれますが、夜は11時に就寝、朝4時起床の5時間睡眠を維持しています。けれど最適な睡眠時間は個人によって大きく異なります。まず、集中力が維持できて、生産性も上がるぎりぎりの適正睡眠時間を、ご自身で検証してみてください。

 人によっても違うと思いますが、私の経験で言うと早起きを始めるには、段階的に時間を早めていくのではなく、最初から決めた時間に起きるようにした方が始めやすいと思います。早寝早起きではなく、早起きありきの早寝という考え方です。

 とはいえ、夜型の人がいきなり8時に寝ようとしても無理な場合もあります。眼がさえて最初は眠れないかもしれませんが、どんなに眠くても朝は決めた時間に起きる、という気持ちで「早起き早寝」を実践してください。海外旅行の時差ぼけを修正するような感覚ですね。

 早起きを始めるには10日ぐらいを目安にして始めると、だんだん慣れてくると思います。睡眠時間を短くするのではなく、あくまで活動時間のシフトですので、慣れれば辛くなくなります。

 挫折する人が陥りがちなのが、完璧にやろうとすること。決意が強すぎると、1日でもそれが崩れたら「もうダメだ」と挫折してしまうので、1週間のうち5日できたらOKと自分に許しを与えておく。つまり目標の80%でOKと思うと気が楽です。最初から100%やろうとすると、失敗のダメ―ジが大きいし、早起きは辛いと、自分の中で脳内変換してしまう。

 早起きは辛いと思いますが、すでに私の中では、早起き=楽しい&成功のカギとなっています。そこに至ると早起きが楽だし、朝の時間が楽しく感じられるようになります。

 自転車で坂道を上がるのと一緒でつらいけれど、一度てっぺんに行ってしまえば、下りるときはすごく楽。早起きは初動を達成することで、楽にできるようになります。まずは「早起き早寝」の実践です。

1 2 3 4
よかったらシェアしてね!
目次
閉じる