2億円寄付の石川遼選手が今後も支援継続の可能性も


石川遼選手
 プロゴルファーの石川遼選手(19)が、7月に被災地・東北を訪問する計画が進められていることが7日わかった。東京都内の会見で明かした。すでに賞金などから2億円の義援金を贈ることを公言。また「一度限りの訪問で全てとは思わない」としており、今後継続の可能性も示唆した。そのためにも、まずは全米オープン(日本時間17日開幕)での活躍を、被災地に届けたいところだ。

 全米オープン直前ということもあり、石川遼選手の注目度は高く、この日の東京・外交特派員協会には国内外のメディア関係者約300人が集まった。

 「出場権を得ることができてホッとしています。49位ギリギリで滑り込んだので、どれだけ叩きのめされて帰って来るのか。できるかぎり練習して備えたいと思います」

 全米OPへの抱負を語った石川選手。予選落ちも経験するなど現在は、どうしようもないほどの絶不調の真っただ中にいるが、今週末には現地入りして、現地に身体を慣らしてからメジャー本番に挑む。

 「一人で行くのではなく、ツアーの選手会の方といっしょに行きたいと思います。訪問したところで何ができるのかと自問はしました。しかし、ゴルフを通して何か恩返しをしていきたいと思います。一度限りの訪問ですべてとは思っていません。細かいことはこれから考えます」

 石川選手の地元・埼玉県には福島県の被災者の避難所がある。三郷市の避難所を訪問し、被災者を励ましたこともあった。「これを第一歩として、(7月の訪問を)次の一歩としたい」と話した。

 石川選手は、プロ入りしてすべてのシーズンで賞金は1億円を突破。今年は全賞金を寄付することを公言しており、石川選手の活躍がそのまま被災者への援助につながるという意味で、被災地も石川選手の活躍には力が入りそうだ。

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