米コーヒーチェーン大手スターバックスの投資判断の引き上げが続いている。一方で、日本のスターバックス株は、本国の熱狂ぶりとはまったく違う動きをしている。
米ウォールストリートジャーナルによると、5月27日以降、複数のアナリストが同社の目標株価が引き上げており、ファクトセットによる最新の調査では、目標株価のコンセンサスは40.79ドル。さらに今後1年から1年半で、25%も上昇余地があるという。
9日終値が1株35.53ドルで、まだ上昇余力があると見られる。
ただし、昨年の夏から株価は上昇しており、その上に、コーヒー豆の原料調達コストの上昇という要因もあり、そこまで期待できるのかどうか疑問はある。
日本のスターバックスは、昨夏から上昇してきたが、3月の大震災以降をきっかけに下落。ジリジリと下降トレンドに入っている。本国とは、まったく別の動きをしている。2011年通期は事前予想に近い数字だったが、2012年通期は経常減益を見込んでいる。
日本のスタバは特にめぼしい話題や投資判断は出ていない。