マカオのカジノ経営権を35年以上にわたって独占し、ギャンブル産業界に君臨し続けている何鴻燊(スタンレー・ホー)氏。「ギャンブルの帝王」「カジノ王」と呼ばれることもあるスタンレー・ホー氏の資産総額の収入はマカオのGDPのおよそ3分の1を構成するとされる。だが、今波に乗っているのはその娘、何超瓊(バンジー・ホ)さん、だろう。
父「カジノの帝王」を超える資産額
何超瓊(バンジー・ホー)さん(互動百科より)
他の会社の所有する株式をあわせると、バンジーさんの資産総額は約50億ドル(約4000億円)に上る。これは、父ホー氏の資産総額31億ドル(約2500億円)を上回る。今年3月に米誌フォーブスが発表した華人女性富豪ランキングに照らし合わせると、バンジーさんは3位に入ることになる。
バンジーさんは1962年生まれ。アメリカの大学で国際ビジネス管理などを学んだ後、香港信徳グループ有限公司の総経理、マカオ旅行観光塔の総経理、マカオ航空株式有限公司の取締役など次々に10以上の重職につき、数々の会社を管理している。