HSBCのリテール4割が業績未達で撤退検討も

 リテール部門の部分的な撤退が検討されていると言われてきた銀行大手HSBCは10日、数年中に相当数撤退する方針を固めたという。

 ダウ・ジョーンズによると、リテール部門は約60カ国で展開しているが、4割が業績目標が未達成だといい、同行のイアン・マッケイ最高財務責任者(CFO)は、パリで行われた会合で、大幅に株主資本を下回るリターンしか上がっていないものもあるとした。

 また、未達の国が39カ国あるとし、店舗数や人員整理などを行う方針をすでに打ち出しているが、定時株主総会では、2年続けて役員報酬に相当数の反対票が出るなどの突き上げを食らっている。

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