飛行機事故で乗客を守って墜落死した操縦士(独)

 ドイツで起きた飛行船事故で、乗客3人をすべて無事に脱出させ、操縦したまま墜落して死亡したオーストラリア人操縦士の死を悼む報道がなされ、哀悼の意を示す声が大きく響いている。

 CNNによると、事故を起こした小型飛行船は12日、カメラマンら3人の乗客を乗せていたといい、突然エンジンから出火した。操縦士マイケル・ネランジックさん(53)は地上スレスレまで降下して、乗客を全員降ろしたという。

 さらに映像などで動きを確認すると、その後は飛行船は高度を上げて行くが、火の勢いを増しており、コントロールを失いそのまま落下し爆発した。事故原因は、わかっていない。

 乗務員から先に脱出したような例もあるだけに、ネランジックさんの責任ある行動に対して称賛の声が国内外からあがっている。

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