全米で最も広い邸宅「ビバヒル御殿」を1億5000万ドル(約121億円)で購入する、F1界の帝王バーニー・エクレストンさんの愛娘ペトラさん(22)は実は、「英国のパリス・ヒルトン」と呼ばれている「問題児」でもある。
ビバヒル御殿とは日本でもおなじみのTVドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」のプロデューサーのアーロン・スペリングさんの豪邸。売りに出されてから、2年間買い手が現れていなかった。
ペトラさんは実は、すでに豪邸を所有しているのだ。英チェルシーの高級住宅街に9100万ドルの邸宅を所有している。しかも父に買ってもらったものだ。おそらく、ビバヒル御殿も父に買ってもらうことは間違いない。
実は、英国では富裕層の読者が多いインディペンデント、ガーディアンなどの高級紙でも、ペトラさんは過去にはあまり快くは報道されていない。どちらかといえば、悪い印象を世間には与えているようだ。
強大な利権を生むF1界で絶大な権力を持つ父親バーニー・エクレストン氏。離婚こそしたが、美しい元モデルの母。両親と姉といっしょの写真がよくメディアには掲載されているが、父がいる限りは逆らう人物は誰もいない。
また夫は飲食店を複数営む実業家で、結婚パーティーには、人気歌手のリアーナさんをゲストで呼ぶほど。さらに父からの結婚祝いに、130万ドルの地上最速車ブガッティヴェイロンを与えられるなど至れり尽くせり。権力者の父は、離婚した妻、2人の娘だけには頭が上がらない。
一方、マイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏が先日、デイリーメイルのインタビューに、3人の子供への分配について「少ししかやらない。独立したあとは自分で働いていかなければならない」と答えている。
最近は後者のゲイツ氏のような考え方が多いようだが、エクレストン氏のような例も時々見られる。