富裕層ファミリーオフィスは今年ヘッジファンド投資へ

 90%のファミリーオフィス(FO)が、ヘッジファンドへの投資額を今年は増額する見込みである、とNYタイムズが報道している。

 FOとは欧米で、少なくとも数十億円以上の資産を持つ富裕層が雇った専門家チームで、資産運用をはじめあらゆる方面に渡ってのアレンジメントを行う。

 富裕層ファミリーのほぼ9割がヘッジファンド投資の好機だと考えているということだ。

 そのFOの頭であるエグゼクティブ151人を調査した結果、約90%はヘッジファンド投資を増額する意向だという。昨年のファミリーオフィスからのヘッジファンドへの投資額は2億3600万ドルだったが、今年は4億1600万ドル(約335億円)になると予想している。

 また、5億ドル以上の運用規模をヘッジファンドの半数以上は、ファミリーオフィスからの投資を歓迎しているのだという。

 FOのエグゼクティブが好む投資戦略は次の通り(複数回答)。
・ロング&ショート株式 53%
・デイストレス  49%
・アービトラージ 33%
・マネージドフューチャーズ 25%
・グローバルマクロ 25%

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