スウェーデン国王が風俗店通い、もみ消し疑惑

 スウェーデンのカール16世グスタフ国王が風俗店に行った証拠写真をもみ消すために、ギャングに仲介を頼んだというスキャンダルが浮上し、国中が大きな騒ぎとなっている。長女で王位継承権の1番目にあたるヴィクトリア王女(33)の人気が高く、早々に交代すべきとの世論も出ている。

 日本ではノーベル賞の授賞式典に出席することで、その顔を知る人も多い国王カール16世グスタフ。とんでもない疑惑は火消しができないまま、ズルズルと時間だけが経過している。

 地元メディアの報道を総合すると、グスタフ国王が風俗店を訪問し、店舗の中での様子を写真に撮影されたという。その写真はギャング関係者が所持しており、その写真を取り返すために、ギャングに依頼をしたのだということが大まかな事の経緯。

 その依頼する場面の音源が存在し、地元のラジオで流されたという。また、TV局の記者に実際に見たとする証言も飛び出している。

 こうした疑惑が持ち上がった国王は5月の末に地元メディアの単独インタビューに応じている。一部だけかいつまんで紹介しておく。

 -あなたはそうした店に行ったのか?
「それはわからない」

 -あなたは写真が存在すると思うか?
「誰もその写真を見たことはないし、わたしも見たことはない」

 -ギャングと接触したのか?
「それはこたえることができない」

 また、スウェーデン王室での性的スキャンダルとしては、二女マデレーン王女が昨年春に、婚約者である弁護士男性が浮気のため、婚約破棄となったことがあった。


シルビア王妃、カール16世グスタフ、ヴィクトリア王女 (2010年ノーベル賞授賞式、ストックホルム)

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