S&P500が今後の3年間で40%以上も下落する可能性がある。
米ヘッジファンドのユニバーサ・インベストメンツのレポートに、こうした衝撃的な記述がある、と米CNBCが伝えた。
同社は「ブラックスワン」の著者ナジーム・タレブ氏が技術アドバイザーを務めていると言えば、日本では理解が早いだろう。2007年にマーク・スピッツナゲル氏(40)によって創設されたファンド。
40%下落の根拠としては、Qレシオ(株価を1株あたりの実質純資産で割ったもの)が、過去の高水準に達したためで、その後は常に下落しているということから導いたという。
CNBCに電話取材にスピッツナゲル氏は、オプション行使価格の変更はしないことを伝えている。
08年のリーマンショック時には、1カ月だけで60%以上のリターンを上げたこともある。現在の運用資産規模は60億ドル(約4880億円)となっている。
破たんシナリオが現実のものとなるかどうか。現実になれば、またリーマンショック時のような莫大な利益をあげることになる。