仏の名物女性社長が退任、原因は福島第一?

 福島第一原子力発電所の事故で発生した汚染水の処理を支援している、フランスの核燃料会社アレバのアンヌ・ロベルジョン最高経営責任者(CEO)が6月末で退任することが16日決定した。ダウ・ジョーンズなどが伝えた。

 ロベルジョン氏は、フォーブスの世界で最も影響力のある女性100にも選ばれる豪傑経営者として知られ、交渉をまとめてくるトップ営業を得意としてきた。

 ただ、これまでサルコジ大統領との折り合いが悪いともされており、原発関連会社は国家事業で政府が深く関与しているという背景もあり、交代させた理由ともされている。

 また、仏紙の報道では、福島第一の汚染水処理において、遅れが生じており、これが他の事業へも影響を与えると見られ、こうしたことも原因にあるのではないかとも考えられる。

 まだ福島の作業が終わっていないために留任するのが妥当だが、この件が人事に影響している可能性はある。


アンヌ・ローベルジョン氏夫妻

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