インドの名門大デリー大学の商学・経営学部の入学試験で、100点満点でなければ合格できないというほど競争が過熱していることがわかった。
地元紙の報道によると、レベルが異常な高さにあるのは毎年のことのようだが、ここ数年は95点、96点あたりが合格最低ラインだったという。
しかし、今年は100点でなければならなくなり、全問正解でなくてはならず、受験生にとっては地獄のような競争。日本の入試など、まるで甘く見えてくる。
地元メディアでは、「多くの若者の夢を奪った」「恥ずかしい」などどちらかと言えば批判的にとらえる声が多い。
ただし、それはインドの国家情勢が反映されているからだ。人口が増大している割には、大学の増設がままならず、大学側は足切りを必要だと捉えている。
このあたりは、国家が対策を講じなければ解決は難しいだろう。