東京・銀座のクラブの所得約1億4000万円を申告せず、所得税約5000万円を脱税したとして38歳の女性経営者が、東京国税局から所得税法違反罪で東京地検特捜部に告発されていたことが産経新聞の報道で22日わかった。
報道によると、経営者は銀座8丁目で04年からクラブを経営。所得を申告せずに、簿外の口座に売掛金を振り込ませていたという。すでに修正申告に応じたという。
銀座の関係者によると、ホステス絡みで売上を調整することはよく知られた方法だが、簿外口座に振り込ませるような手口については「こんなやり方をすれば絶対に判ってしまう」と話している。
「消費税だけでも、けっこうな金額になるので何とかしたかったのでしょうけど…」とも話す。
各店舗ともに、ここ数年間は一人当たりの客単価や、ハシゴをしなくなったことなどで「守りに入っている」というが、口座が存在する限り証拠は残るのだが、バレないとでも思ったのだろうか。