「バーナンキは恥ずかしい」
ノーベル経済学賞受賞の経済学者ポール・クルーグマン氏は、NYタイムズの22日の連載コラムで、米連邦準備制度理事会(FRB)のベン・バーナンキ議長を酷評した。
FOMC開催後に会見した議長は、米経済の下方修正見通しを発表。失業率の減少見通しを後退させるなど、弱気なものだった。
クルーグマン氏は「驚きではないが、ショックだ。思っていたよりも失業率の予測が高くなった」とまずは数字を受け止めた。
その上で、これまで様々な政策を実行してきたFRBを「バーナンキ、それから同僚たちも仕事が終わっていないのに、もう手を洗い始めた。これからFRBがどれだけ仕事をするのか、疑わしい」とたとえて見せた。
つまり、弱気な見通しを発表して、「逃げ道」を作ったということを言いたいようだ。
そして最後は「この弱気な何なのか、恥ずかしい」と締めた。
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FRB発表の失業率予測