
米ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、過去にはスタート時に60億ドル規模のものがあるが、それをはるかに上回る巨大ファンドとなる。すでに準備は整い、募集が近く行われるものと見られる。
同社は看板の「ピュア・アルファ」が好調で、2010年も44.80%のハイリターンを叩きだすなど、貫禄を見せる。
同社は、SWF、世界最大の保険会社ハートフォード生命、米国を代表する年金基金カルパース、大学基金など、名だたる機関投資家の資金を一手に集めているため、そうした投資家からの資金需要があったのかもしれない。
ダリオ氏は、WSJの取材に「多くの投資家がドル資産に偏りすぎている」と答えており、新興国の株式、債券への比重を高くするのではないか、と推測される。