史上最大100億ドル規模のヘッジファンド立ち上げ


 世界最大のヘッジファンド会社ブリッジウォーター・アソシエイツが、スタート規模としては史上最大となる100億ドル規模のヘッジファンドを立ち上げることが24日、明らかになった。

 米ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、過去にはスタート時に60億ドル規模のものがあるが、それをはるかに上回る巨大ファンドとなる。すでに準備は整い、募集が近く行われるものと見られる。

 同社は看板の「ピュア・アルファ」が好調で、2010年も44.80%のハイリターンを叩きだすなど、貫禄を見せる。

 同社は、SWF、世界最大の保険会社ハートフォード生命、米国を代表する年金基金カルパース、大学基金など、名だたる機関投資家の資金を一手に集めているため、そうした投資家からの資金需要があったのかもしれない。

 ダリオ氏は、WSJの取材に「多くの投資家がドル資産に偏りすぎている」と答えており、新興国の株式、債券への比重を高くするのではないか、と推測される。

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