「デス・レポート」がまた炸裂、空売りで株価下落

 「デス・レポート」とも呼ばれている、香港の投資リサーチ会社マッディ・ウォーターズが、また新たなレポートを28日に発表した。前回発表のサイノ・フォレストでは計画の不確かさを指摘して株価を10分の1にしている。今回の企業はどこか?

 今回は、スプレッドトラムコミュニケーションズ(ナスダック)だ。財務情報に重大な虚偽情報があるとしている。マッディ社も空売り参戦し、スプレッドトラム株はこの日の市場では13.17ドルから、一時は8.59ドルまで下げる場面があった。終値は12.49ドルに持ち直している。

 在庫などに不正があるとしているが、スプレッドトラム社は否定している。同社は、スマートフォン向けの半導体などを手掛けるが、業績は決して芳しいものではない。

 過去にも同社のレポート発表後に株価を下げたのはサイノフォレストの他にも、オリエントペーパー(-50%)、リノ(-60%)などがある。


カーソン・ブロック氏

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