米SNSマイスペースを広告会社が買収

 ニューズコーポレーションは29日、傘下の大手SNSマイスペースを、広告会社スペシフィック・メディアに売却したと発表した。詳細は開示されていないものの、買収額は3500万ドル(約24億円)の見込み。

 ニューズが買収したのが05年で、その後はユーザー数も順調に伸びていったものの、08年にフェースブックが登場してから、ユーザーを根こそぎ奪われていった。ニューズは1億ドル
で売却を希望していたと言われるが、どうしようもないところまで追い込まれ、従業員の5割削減まで打ち出していた。

 今では、皮肉にもサイト上に「フェースブックに接続」というボタンまであるほどだ。

 スペシフィック社は米広告大手で、インタラクティブメディアの広告展開を得意としており、マイスペースとのシナジー効果を見込んでいる。

 同社のティム・ヴァンダーフック最高経営責任者(CEO)は、「マイスペースはソーシャルメディアを開拓してきたリーダー。オンライン上でのユーザーのコンテンツの消費の在り方を変えた」と評価している。

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