役員報酬1位は日産ゴーン社長で9億8200万円


カルロス・ゴーン氏
 2011年3月期決算企業の中で、役員報酬が1億円以上の役員は294人だったことがわかった。トップは日産自動車のカルロス・ゴーン社長で9億8200万円で2年連続となる。

 東京商工リサーチのまとめによると、日産自動車のカルロス・ゴーン社長がトップで9億8200万円、ソニーのハワード・ストリンガー会長兼社長8億6300万円、大東建託の多田勝美前会長8億2300万円と続いた。1、2位は前年と同じで、多田氏は日本人トップになる。

 10年3月期決算では166社、289人が役員報酬1億円以上で開示されたが、前年を社数は2社、人数は5人上回った。役員報酬1億円以上で2人以上を開示した企業は前年の61社から71社に増加、業績回復を裏付ける格好となった。

 ただ、12年3月期に関しては、東日本大震災の影響を受けるのではないかと見られている。


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