6月の日銀短観は製造業でマイナス9

 6月の日銀短観で、景気の現状について製造業の大企業ではマイナス9となり、昨年3月以来のマイナスに転落した。また、非製造業でも大企業でマイナス5となっている。

 景気の現状について「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業の割合を引いた値は、大企業の製造業で前回3月から、15ポイント悪化しマイナス9に。前回は東日本大震災の前に調査したもので、今回はその影響が大きかったものと思われる。

 3カ月後の先行きについては、製造業では大企業でプラス2となって楽観視していることがわかる。その一方で、非製造業が大企業でマイナス2、特に非製造業では中小企業ではマイナス29となるなど、かなりの危機感を募らせている。

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