再び陰謀説? IMF前専務理事保釈が認められる

 国際通貨基金(IMF)の前専務理事のドミニク・ストラウスカーン被告がニューヨーク市内のホテルでメイドに性的暴行を加えたとされる事件で、再び陰謀説が浮上。NY裁判所は1日、自宅軟禁を解除し保釈金を返還した。

 逮捕直後にCNBCなどで、女性従業員の手際があまりにも良すぎたために、陰謀説が報道された。今度はNYタイムズが、検察が女性の証言が虚偽だと疑っており、事件直後にある人物と報酬についての相談を電話でしていた、と報道している。

 IMFは新しい専務理事にラガルド氏が就任したばかり。奇妙なタイミングで出された保釈の決定。ストラウスカーン被告は「わたしは無実を証明することにすべてのエネルギーを費やしたい。そして、わたしが過ごしたIMFの名誉を守りたい」との書簡をIMFを通じて以前に発表したことがあった。

 一転して無罪という方向が見えてきたが、次期フランス大統領候補として再浮上してくる可能性も出てきた。

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