関電の姫路第二火力が運転停止

 関西電力は2日、兵庫県姫路市の姫路第二火力発電所5号機の運転を同午後9時に停止したと発表した。

 1日の巡回点検で、発電するための磁界を発生させる役目を果たす、ヒューズ42個のうち2個で断線が確認されたため。

 姫路第二の5号機は60万キロワットの出力があり、関電の7月の電力供給量3166キロワットに対して、ピーク需要がほぼギリギリの水準を見込んでいるために、電力不足の懸念が生じてくる。

 関電は早急にヒューズの取り換え作業を行い、装置の中にあるダイオード242個の点検も合わせて行う。また、現時点では7個のダイオードの劣化が確認されてもいる。

 関電は「残る全数のダイオードの点検と劣化ダイオードの取替え作業を行い、健全性が確認できれば、7月下旬に運転を再開する予定です」としている。

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