バークシャーが配当の可能性

 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハサウェイのチャールズ・マンガー副会長はこのたび、3兆円以上ある同社の資金の中から、株主に対して近く配当を出す可能性があると語った。

 ブルームバーグによると、マンガー氏はカリフォルニア州で行われた投資家会議で、利益を再投資するところがなくなれば「あなた方の一部が生きている間に配当を払わざるを得なくなるだろう」と発言した。

 同社はすでに投資している中国以外に、インド、ブラジルなどへの投資も模索している。ただし、再投資の手段がなくなれば配当を貯め込んだキャッシュを配当とするしかなくなる。

 また、同社の投資哲学である、永続的に独占した利益を算出し続ける企業であるコカ・コーラについても「最も優しい選択肢」と評価はしながらも、「20年前と同じような良い環境ではない」と発言。20年前のような優しい相場環境、あるいはビジンス環境にはない、と暗に示している。

 現在同社の手元の資金は、約400億ドルと3兆円以上にも上る。

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