インドの霊能力者、サティヤ・サイ・ババさん(85 Satya Sai Baba)の死後、組織内部が揺れているのだという。
英テレグラフ紙は「グルの富がこれまでの慈善活動を疑念を抱かせる」という見出しで報道。また、「彼に寄付した人は、必ずしも良い投資を行っていたわけではなかったようだ」としている。
その上で、サイ・ババさんの資産は55億ポンド(約7150億円)と報道。サイ・ババさんの個人の信託財団の職員が死亡の直前に、プライベートの執務室を開けたところ、金、銀、ダイヤモンド、札束などが積まれていたのだという。
職員もこれまで踏み込まなかった「聖域」は、警報装置などのセキュリティーがあるために、警察が立ち会い、メディアをロックアウトという厳重な状況下で行われたそうだ。
目の前に見る真実、それは触れてはいけなかったタブーなのかどうなのか。もちろん、慈善活動に役立てることを考えていたのかもしれない。
サイ・ババさんは今年4月に入院中の病院で、心臓不全のため亡くなった。
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サティヤ・サイ・ババさん(左)