ドイツにも正直者がいた。ドイツのバイエルン州で6日、高速道路に落ちていた100万ユーロ(約1億1500万円)入りのスーツケースを拾って警察に届け出た男性が現れた。
AFP通信と現地メディアによると、この届け主は軍関係の企業に勤務する41再の男性。6日にバイエルン州内の道路を車で通行中に、複数のスーツケースが路上に落ちているのを発見し、警察に届け出たという。
日本時間の4日(月曜日)に現金輸送車がそこを通りかかり、落としたものだったという。実は、輸送車は落としたことは気が付いており、警察に届け出を出して当局などがヘリコプターなどを飛ばして捜索したが見つからなかったのだという。
それだけの人手を動員して見つからなかったにも関わらず、たまたま通りかかった男性が見つけたのだ。なぜそこにあったのから誰にもわからないのだが、正直者には福が来るようになっているのだろうか。
日本でも1980年に東京・銀座の路上で、運転手の故・大貫久男さんが1億円入りのバッグを拾って警察に届けたこともあった。落とし主が現れなかったために全額自身のものとなり、所得税も収めた。