中国富豪の6割以上が45歳以下

 中国経済が著しく成長するにつれ、中国は世界の中でも大きな“富豪産出国”となっている。招商銀行クレジットカードセンターが発表した調査によると、中国富豪は若年化が目立っていて、45歳以下の人が全体の64%を占めるという。

 これは、北京、上海、広州、深センおよび広州、武漢、瀋陽などの消費能力の高い20余りの都市や地域を対象に、生活習慣や消費動向、趣味などの調査を行ったもの。

 それによると、中国の富裕層は欧米に比べるとかなり若く、45歳以下が64%を占めた。男女比率は7対3で、多くが貿易業や製造業に従事し、経営者という人も少なくなかった。

 調査では、中国富裕者層は“財産を積み上げる”という傾向から脱しつつあり、“共に分け合う”方向にあるという。プラチナカード所有者は一般のゴールドカード所有者よりも、家族カードを持っている人が10倍多かった。さらに最上位のインフィニットカードの所有者に至ってはプラチナカード所有者に比べて4倍多かった。家族カードも持ち主は、妻や子供たちで、生活費や教育費に充てられる場合が多い。

 2011年米誌フォーブスが発表した富豪ランキングでは、資産総額が10億ドル(約800億円)を超える中国富豪は115人に上り、昨年に比べ51人増加。これはアメリカに次ぐ世界第二位の人数だった。

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