東京電力の福島第一原発の処理作業で、核燃料取り出しを10年後、解体・撤去までには数十年の作業が必要だという工程表をNHKが入手したと報道した。
この工程表は、原子力安全・保安院や、東電、原子炉メーカーなどが一堂に集まった会議で出たものだという。現在、公表されている工程表については来年の最初までのもので、中長期のものはまだ公表されていない。今回の報道で、それが明らかになった。
工程では、1号機~4号機の使用済み燃料プールに保管されている核燃料の取り出しを2014年から着手し、順次各原子炉の作業を行うのだという。落ちた核燃料取り出す作業は、10年後の2021年度からだという。
現在は原子炉の安定冷却の作業を行っているところであり、もちろん、その進捗状況しだいでは、今後の工程が遅れることもあり得る。