東電の誇りから日本の誇りへ 丸山桂里奈選手

 女子サッカーW杯の準々決勝でドイツを破る決勝点を挙げた、FW丸山桂里奈選手(28 まるやま・かりな)は、かつて東京電力に所属したこともあり、また今年4月にはブログで東電社員のことを書き綴り、大炎上したこともあった。震災後は忸怩たる思いもあっただろうが、丸山さんの決勝ゴールに日本中が震えた。

 丸山さんは日体大を卒業後、05年に東京電力に就職し、09年に退団するまで、東電マリーゼに所属した。それだけに自分を育ててくれた東電には格別の思い入れがあるのだろう。東日本大震災後の4月2日のブログのエントリーは大きな波紋を呼んだ。

 「東電社員」と題して、「私は原発内の人と連絡をとったり、福島にいる人と連絡をとっています。だから本当のことを知る事が出来る。だから、ニュースや報道に対して敏感になるし、納得いかなかったり、腹立たしくなることさえある。天災なのに、自然災害なのに。なんでこんなに東電がたたかれるのか」などと綴った。

 また、「今原発内にいる人達は、みんな命懸けです。私は、東電社員だったことを誇りに思うし、今原発内にいる東電社員の方々を本当に誇りに思います」とも書いていた。

 このブログをエントリーした当時は、全力で叩かれた丸山さん。しかし、現場で働く東電社員だけでなく、今は日本のサポーターは、丸山さんのことを「誇り」に思っていることだろう。


ドイツ戦で決勝ゴールを決めた丸山桂里奈選手

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