リビングソーシャルも今秋の新規上場を意識

 米クーポン共同購入サイト2位のリビングソーシャル(LivingSocial)が新規株式公開(IPO)にあたって、投資家獲得を目指していることがわかった。

 米紙ウォールストリートジャーナルなどによると、リビングソーシャルはIPOで10億ドル(約800億円)の資金調達を目指しており、時価総額は100億~150億ドルに達すると見込まれているという。主幹事はバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ、ドイツ銀行、JPモルガン・チェースを選び、IPOの時期は秋になりそうだという。

 すでにEコマース大手アマゾンからも100億円以上の出資を受けており、昨年はアマゾンの割引券を販売してシェアを伸ばした。日本のグルーポンーポンパレの構図とちょうど似ている。

 すでに、ライバルのグルーポンは米証券取引委員会(SEC)に申請書類を提出しているが、売上高は急成長しているものの、最終損益が多赤字というショッキングな事実も明らかになっている。

 少し先行きに暗い影を感じさせたこの業界。まずは切り込み隊長となる大手2社の新規上場が成功するかどうかに、かかっている。

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