東電と日の丸背負うなでしこの2選手

 サッカーの女子W杯できょう13日深夜にスウェーデンと準決勝を戦う、なでしこジャパンには、かつて東京電力マリーゼに所属し、福島第一原子力発電所で勤務した経験もある、DF鮫島彩選手(24)と、ドイツ戦で劇的なゴールを決めたスーパーサブ丸山桂里奈選手(28)がマリーゼ魂を炸裂させる。

 震災以降は活動を休止しているマリーゼ。東電はすでに撤退する方針を打ち出している。2人とも現在はチームを離れて活動を続けている。処理班たちのベースキャンプとなっているJヴィレッジで活動。また、関係者によると、ほとんどの選手は福島第一原発の総務部で働いていたのだという。

 まずは丸山選手がベスト8のドイツ戦で決勝ゴールを決めてみせた。現場で働くかつての同僚を勇気づける、これ以上ない陣中見舞いとなったことだろう。

 一方の鮫島選手は07年のマリーゼの2部優勝の立役者でもあるが、震災後には米プロリーグのボストンブレイカーズに移籍し、現役を続けている。ポジションは男子の長友佑都選手と同じく左サイドバックだ。

 東電の定例の事故会見でも、今ではサッカーの話題が出るほど。今や東電にとって唯一? の明るい話題。もちろん、日本全体にとっても明るい話題であることには違いない。


鮫島彩選手(ドイツ戦)

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