九州電力の真部社長「悪しき慣例」守るのか?

 九州電力の「やらせメール」の問題で、海江田経済産業相が15日、九電の真部利応社長に辞任を要求した。実は、電力業界では「電力会社の社長はみんなやめなければいけなくなる」という話があり、社長がなかなか辞任しないのは業界的な体質だとされている。この大臣要請を受けて、九電がどのような対応を取るのか注目される。

 2002年に原発データ改ざんで東電の南直哉社長らトップ5人が辞任したことは記憶に新しいが、本当にすべての事柄が明らかになれば電力会社の社長は全員がやめなければいけなくなる、とも業界では言われているのだ。

 今回の九電のメール問題は、企業スキャンダルとしては、02年の東電のデータ改ざんクラスの大きなもの。真部社長は不文律? である辞めないという「悪しき慣例」を守ろうとしたのだろうか? だが、世論が世論だけに、この問題の後始末した後に辞任するのではないかとも見られている。
 
 組織として仕組んだ工作であり、海江田経済産業相が「トップが責任をとるのが当たり前」と発言。真部社長は、辞任という流れになりそうだ。

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