【サッカーW杯】21敗3分けの米国と今夜決戦

 18日未明に行われるサッカー女子W杯の決勝戦。日本は世界最強の米国と戦うが、あまりにもパワーの差がありすぎる。しかもこれまで24回対戦して21敗3分け。それだけに「なでしこ」の名前らしく柔よく剛を制して、一瞬のチャンスに賭けるしか勝機はなさそうだ。

 「女子の方が力勝負です」というのは、スポーツ紙のサッカー担当。
 
 女子では、日本以外の強豪国である米国、ドイル、スウェーデンなどはいずれも大型チーム。体格では日本はまったくかなわない。米国には、日本のような1メートル60未満の選手は出場していない。

 さらに、米国のFWワンバック選手は1メートル81という長身。大会直前の5月に行われた日本との親善試合では、空中戦では日本のDFから頭3つほど抜ける高さでヘディングゴールも決めていた。

 前出の記者は「ロングボール一本入れて、競り勝って頭か足で押しこむ。つまり、体の大きい国が勝つんです」と評した。

 日本がアトランタ五輪でブラジルを撃破したような「マイアミの軌跡」のように一発カウンターを狙うしかないのだろうか。引いて守って戦うのは、実力差がある以上はいたしかたないだろう。0-0で粘り通して最後はPKまで持ち込むという展開も考えているかもしれない。

 米国はFIFAランキング1位、W杯はこれまで5回行われ、2回優勝、五輪も4回行われ3回優勝など、実績は圧倒的。対する日本はこれと言った実績はない。

 やはり一瞬のチャンスでいかに得点できるか、そこに賭ける以外に方法はない。


日本代表女子なでしこJAPAN(スウェーデン戦)

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