全時代の投資家ランキング

 米CNBCはこのたび、すべての時代の投資家で、誰が最も優れていたのか、そのランキングをまとめた。

 CNBCシニアエディターのジョン・カーニー氏が選んだもので、ほとんどがまだ現役だが、4位ジェシー・リバモア氏、6位マーティーシュワルツ氏ら故人も登場している。1位はカイル・バス氏、07年のサブプライムショック時にサブプライム関連証券で大きな利益を上げた。

 また、同じ時期に住宅市場の破たんに賭けたジョン・ポールソン氏が3位に入った。また、リーマンブラザーズ破たんに賭けたデビッド・アインホーン氏は9位に入った。基本的には、大暴落、大恐慌などに乗じて巨額の利益をあげている投資家がほとんどであることがわかる。

 1位カイル・バス氏は昨年、ジャパン・マクロ・オポチュニティーズ・マスター・ファンドを設定。バス氏は日本空売り論者としても知られ、日本の破たんに賭けているのだ。

 他にも8位ポール・チューダー・ジョーンズ氏、9位アインホーン氏も同様に日本空売り論者だ。次の大きなトレンドが日本発の破たんでないことを願うばかりだが…。

 ◆投資家ランキング(投資家、主な投資実績)
1 カイル・バス(サブプライム関連証券)
2 ジム・シャノス(エンロン空売り)
3 ジョン・ポールソン(サブプライム関連証券)
4 ジェシー・リバモア(世界大恐慌の空売り)
5 ジョン・アーノルド(エネルギートレード)
6 マーティー・シュワルツ(10年間連敗から大投資家へ)
7 デビッド・テッパー(国有化銀行株) 
8 ポール・チューダー・ジョーンズ(ブラックマンデーの空売り)
9 デビッド・アインホーン(リーマンブラザーズ空売り)
10 ジョージ・ソロス(ポンド売り、アジア通貨売り)


カイル・バス氏

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