工場見学なのに大スターのチケット並みの倍率
シャープに問い合わせた。締切日の7月14日の集計で、希望者数は両日とも、5000人超、計約1万人超という。そして担当者は、「今回の見学会については、社長の言葉がまだ反映されていない。1回で施設に入れる人数の問題もあって、そういう調整も含めて・・後日、別の機会を設けていきたいと考えていますが…」と歯切れが悪い。結局、具体的な対策はなく、募集枠は320人なのだという。
となると、今年の競争率も30倍超。大スターのコンサートチケット並み。とてもではないが、当選は夢のまた夢である。
シャープの株主向け工場見学会については、軽く語れない経緯がある。
昨年の総会で「見学会をしてほしい」と株主が発言すると、すぐさま片山社長が「実施します」と宣言し、拍手喝采を浴びていた。だが、今年の総会で、その見学会の抽選倍率が50倍超だったことが暴露されると、賞賛の声は、猛烈なバッシングに変わった。
今年の総会の声を再掲してみる。