オンライン不動産取引の「ジロー(Zillow)」が20日、ナスダック市場に新規株式上場(IPO)し、初値が公開価格の20ドルを200%も上回る60ドルとなった。売り出し株数を制限したことで、急騰を招いた形だ。
ただ初値こそ、60ドルとなったものの、その後は徐々に値を下げていき、35.77ドルで取引を終了した。それでも結果的には、公開価格から約80%の上昇となる。
ジローも最近のネット関連企業の例にもれず、売り出し株数を制限して需要の方を多くするという方法を取った。同社はまだ最終損益は赤字。
ナスダック市場をバックに指で「Z」の文字
を形作るジローの社員たち