米証券大手モルガン・スタンレーが21日発表した第2四半期決算は、最終損益が5億5800万ドルの赤字と、事前の市場予想より大幅に縮小した上に、各社が苦しんできたトレーディング部門の収入が好調だった。同社株は一段高となった。
モルスタの収入は92億8000万ドルと前年同期79億6000万ドルから大幅増加。金融危機以降で最高となり、久々にゴールドマンサックスを上回った。特に各社ともパフォーマンスが悪かったトレーディング部門の収入が増加している点が見逃せない。
また、新規株式公開(IPO)の幹事手数料も貢献した。