病院検索サイト「キューライフ」は27日、放射能の健康への影響をどう考え、どのように行動しているかを調査し結果を発表した。
調査は関東1都6県の医師342人から回答を得た。「人体に与える影響を改めて確認したか」は「はい」が74.6%を占めた。また、「当局の情報開示を信頼できるか」には、「いいえ」が71%だった。という具合に、自身で確認すべきだとの見解を持っているようだ。
また、「地元の放射線量の数値」を、具体的に把握している医師は6割。把握率は、福島原発からの距離に近いほど高くなり、茨城・栃木では約8割だった。
自身でも「食品は、市場に出回っているものでも、産地を選ぶ」医師が、ほぼ半数。「雨にあたることを避ける」「水道水をそのまま飲むことを避ける」「海水浴を避ける」も、医師の2割以上が心がけている。
一方で「神経質になり過ぎの人が、鈍感過ぎる人よりも多い」と考える医師が半数に達し、過敏になるデメリットとして幼児教育や精神面での悪影響などが挙げられた。