業績下方修正で任天堂の投資判断の格下げが目立っているが、大株主でこれまで持ち上げてきたJPモルガンも「オーバーウエイト」から「アンダーウエイト」に引き下げている。
野村、日興、JPモルガンなど判断の引き下げが相次ぐ任天堂。JPモルガンはこれまで「唯一ゲームの変革を目指している企業」とほめちぎったり、不振の原因となっているニンテンドー3DSを「3DSは成功」としたりしてきた。
ただ、12年3月通期見通しを売上1兆1000億円を9000億円に引き下げたり、3DSの価格を1万円値下げ、大幅減配など散々な内容は、もはやかばい切れるものではなかったか。
この日の東京証券取引所の任天堂の株価はストップ安の1万1100円となっている。
また、任天堂の大株主・京都銀行も、26円安の697円まで売られる場面もあった。