海江田経産相「クビとは言ってない」と古賀氏に話す

 海江田万里経産相と、同省大臣官房付のキャリア官僚・古賀茂明氏が28日に会談し、仕事をできるようお願いしたものの、大臣の返事は「クビとは言ってない、ただ君は外で活躍した方がよいと思う」との返答があったという。つまり、現状のままということになる。

 古賀氏は現役官僚ながら実名で霞が関、永田町の改革案を訴えてきた。著書「日本中枢の崩壊」を発表し、テレビ出演などを行って主張を展開している。

 現状として1年以上官房付で仕事がないまま。この日はマスコミを入れてのオープンな会談を申し入れたが叶わず、ツイッターで事後報告している。

 「マスコミオープンはかなわず。私は仕事を下さいとお願いしました。大臣はクビとは言ってない、ただ君は外で活躍した方がよいと思う、これから何回も会おうと言われました。よくわかりませんが、結論はなく、仕事がない状況は今と全く変わりません」とした。

 古賀氏は事務次官から退職の勧告も受けているが応じていない。大臣の言葉の意味が退職を勧告するものなのか、遺留するものなのか、真意は見えてこない。

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