今後も中国各地に続々と学校が
丁氏によると、すでに数人の富豪が女学館に妻を探しにきている。もちろん、彼らも一定の“紹介費”を支払わなくてはならないが、ここ数カ月で30組のカップルが成立したというのだから、効果は上々だ。その中の1人である32歳の男性は、「この学校で学んだ女性は、みな優秀な素質を養っている」と話す。
実は中国では、この道徳女学館の他にも、全国各地にこうした“花嫁養成学校”が作られる予定だ。来年6月にはアモイで「魅力女性精英班」が開講される。これは、数日間の単発レッスンだが、すでに数百人の女性が参加申し込みをしているという。
また四川でも「国学淑女班」が開講予定で、人気を集めている。この他にも、北京大学、中山大学、復旦大学などの大学機関でも、女性のための講義を開設する見込みだ。
中国社会科学院の劉教授は「富豪に嫁ぐことは、数10日間の訓練ですぐに実現するものではないが、それぞれに幸せを追求する権利はある。女性たちが自分の価値を再発見し、自信をつけていくことは良いことだ」と話している。
