任天堂岩田社長が役員報酬50%減額でけじめ

 任天堂の岩田聡社長は29日、2011年第2四半期の業績を受けて、8月から役員報酬を減額することを取締役会で決めたと明らかにした。岩田社長は50%、5人の代表取締役は30%、ほか4人の取締役は20%の減額。

 岩田社長は「このたびの営業損失の規模、ならびに中間期の配当が無配となってしまう見込みに対して一定のけじめをつけるため、昨日の取締役会で、取締役報酬の減額について決定いたしました」と語った。

 同社の取締役報酬は、固定と業績連動で構成され、通常の業績変動は期末の役員賞与に反映されるが、「わたしたち経営陣にとってのけじめ。今回の経営責任はより重い」と考えて今回は固定報酬額を減額することにしたという。

 不振の原因であった主力商品のニンテンドー3DSを1万円価格ダウンさせるなど普及に全力をあげる。

 11年第2四半期期の連結決算は377億円の営業赤字になり、12年3月通期の業績予想を下方修正している。


任天堂の岩田聡社長

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