アレックス・モーガン選手
モーガン選手が所属するウエストNYは25日にボストンと対戦。1-2とリードされて迎えた後半、ゴールに背を向けた状態からセンタリングを左足の外側でシュートし、そのボールは山なりでゴールに吸い込まれていった。エリア外からのノールックシュート。
日本戦でもスピードの乗ったドリブルは、DF陣も止めきれず、体を張って何とか持ちこたえた。だが、モーガン選手はこうした優れたゴール感覚も持ち合わせていることがわかる。
ただ、試合会場がハーバード大学のアメリカンフットボール場という点は、日本と同様に決して環境面で恵まれていないということをうかがわせる。それでも、プレーは世界最高峰のリーグだけに、技術は全体に日本よりも高いようだ。
まさに、そろそろ日本のなでしこフィーバーなるお祭り騒ぎはこの辺で終わりにしたい、と思わせてくれるような目の覚めるような映像。ロンドン五輪のアジア枠はW杯よりも少なく、予選は目の前なのだから。