FXレバ規制25倍に、勝ち組投資家には無関係?

 外国為替証拠金取引(FX)のレバレッジ規制が8月1日から50倍から25倍となった。金融庁が投資家保護を理由に上限を昨年から50倍としていた。どのような影響が出てくるのだろうか。

 かつてはレバレッジは業者によっては400倍などという所もあり、少額の資金でも連勝すれば大きなリターンを得ることができるなど個人投資家には人気があった。日本の株式市場の値動きが悪くなったことも手伝い、多くの投資家が参入していた。

 投資家サイドは自衛策として、規制のない海外口座の開設、あるいは法人化でのトレードを行う動きもある。また、一方では、すでに大きく資金を増やしている都合上、25倍になったところで何ら問題はないとする投資家もいる。

 特に投資家サイドには、何ら問題はないだろう。考えられる影響としては、これから始めようとする人にとっての可能性が狭まること。さらには、現状でも「FX事業を売却したがっている会社がある」(関係者)というように、新規の顧客獲得が難しくなることも十分予想され優勝劣敗となり、業界再編がさらに進むこともあり得る。

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