英ヘッジファンドの「ランズダウン・パートナーズ(Lansdowne Partners)」が、米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)の保有全株式を売却し、その代わりにライバル社モルガン・スタンレーの株式を購入した、とブルームバーグが報じている。
米証券取引委員会(SEC)への提出書類によると、ランズダウン社は今年の第1四半期の間にGS株490万株を売却し、その代わりにモルスタ株310万株を購入したという。
理由としては、金融規制の強化でトレードが制限されており、モルスタの方が低リスクで純資産ベースで見た場合は魅力的だとしている。
この決断は、第2四半期でハッキリと現れた。GS、モルスタの両者は明暗が分かれており、トレーディング部門でGSは失敗したが、モルスタは同部門が好調だった。
ランズダウン社はロンドンを拠点とする総運用資産約140億ドルの大手ヘッジファンド会社。